サブリミナル白昼夢

公式が解釈違いなら、それより洗練された洞察で公式を焼くブログです。

audio technica AT2040 またの名を「宅録最適解のマイク」

配信用に『audio technica AT2040』と『YAMAHA AG03』を買いました。

AG03は迷ったらこれ一択みたいなとこあるので、これについては確定していたのですが迷ったのがマイク。

どれを買えばいいんだ~と右往左往していたところ、聴き比べる機会があったのでいくつか聴いてみて、これだ!となりました。

ちなみに私は趣味で音楽をよく聴くだけの一般VTuber
好きな音響メーカーはFostexゼンハイザーEtymotic Research

マイクに手を出すのははじめて。

ちなみに、なぜいきなりマイクのレビューし始めたかというと企業案件ではなく、単純にマイクの性能が良すぎてビビったから。企業案件ください。

以下、レビュー。

 

主にゲーム実況で使用していますが、なんといってもダイナミックマイクでありながら自然な音を撮れるのがこのAT2040の魅力。

録音環境が違う場所で使用されるであろう、コンデンサマイクといった感度が高いものと比較するべきではないのですが、あえて同じエントリーモデルのAT2020と比較すると、確かに高音域は劣っています。

しかし、宅録環境下でのコンデンサマイクは、どうしても周囲の環境音まで拾ってしまい、防音室を用意しない限り、環境音を含めた総合的な音ではダイナミックマイクに分があります。

ダイナミックマイク特有の高音域に弱いところはあります。

それでもAT2020に迫る音域の広さを持っており、それでいて低音が聞き取りやすいのか、聞き手にシャープな印象を与えてくれます。

音楽用途でも宅録ならば、AG03を使用して十分に使用できるものとなっていると思います。

本マイクはハイパーカーディオイド特性でショックマウント、ポップガードが内蔵されており、周囲の音を拾いにくいマイクとなっています。

といっても、マイクに近づく関係上呼吸音やキーボードの音は拾ってしまいますので、別途(OBS等の)ノイズゲートなどで雑音をカットする必要はあると思います。

ただ、マイクを使う上で必要なものが内蔵されているため、相対的に安く使えるメリットを持ち合わせています。

 

同じダイナミックマイクでワンランク上の、SHURE SM7Bと比較するとどうしても高音域が負けていますが、こちらはもはやプロユースで素人には手が出しづらい価格帯ですので、もしAT2040の音質に満足できないとなったら購入するといいでしょう。

一点だけ、ダイナミックマイク全体の弱点として感度が低いことが挙げられますが、こちらのマイク感度は−53dBなので、インラインプリアンプを使用しなくてもAG03で使うことが可能です。もし、ゲインを上げた時のノイズが気になるという方はインラインプリアンプも使うといいでしょう。

 

総評としては、宅録環境でエントリーモデルのマイクを探している方にはピッタリのものとなっています。

家にいながらスタジオクオリティで録音できるほどの、ある意味オーバースペックな性能ですが、なぜこれほどのものが1万円とちょっとの価格で売られているのか謎です。

エントリーモデルながら、だいたいの人はこれで満足してしまうのではないだろうか…と思える出来となっていました。