最近、EPOS（ゼンハイザー）のH6PRO（ステレオヘッドセット）を買いました。今のとこ、前使っていた愛機と違いがよく分かりませんが、デザインはすこぶる良いと思います。つよそう。
そういえば、今までステレオでしかゲームをしたことなかったんですが、ゲーム内のサラウンドってどうなっているんだろう？と調べてみました。
しかし、ネットでは必要不要論ばかり唱えられていて、正しい設定方法が少ししか出てこない。（正直ステレオ・サラウンド好きな方使えばいいと思う）
これでは分かりにくいだろうということで、メモ程度に書いてみました。
間違いや質問があればお気軽にお願いします。
前提
・ほとんどのサラウンドヘッドホンは仮想サラウンドのステレオヘッドホン。
出力としては2個のステレオ出力となっている。
・（仮想）サラウンドヘッドホンは、USB接続されたサウンドカードが仮想サラウンド処理をしてヘッドホンに出力している。
・Tempest 3DAudio（PS5）*1、DTS Headphone:XやDolby Atmos for Headphones*2も似た仕組み。ゲーム機やPC側で仮想サラウンド処理をしている。
そのため、ゲーム側のサウンド設定にモノ、ステレオ、サラウンドがある場合はサラウンドを選択する。
ただし、ゲーム側のサウンド設定に3D Audioや改良ステレオモードなどの項目がある場合は、ステレオ出力を基準としている場合が多いのでオフにする。
バイオハザードRE:2より
『オーディオミックス』とは何か？
オーディオミックスは、テレビスピーカーやヘッドホンのスピーカーサイズに合わせた、ダイナミックレンジコントロールとミキシングを指しているのだと思われます。
ダイナミックレンジ（一番小さい音と大きい音の差）とミキシング（周波数の強弱）による音の聞こえ方の違いを、スピーカーサイズによって最適化されるように設定できます。
スピーカータイプは、ヘッドホンを使っている場合は通常は『ヘッドホン』。
ですが、好みもあるのでお好きなものを選んでOKだと思います。
CoD:MW2（2022）より
ちなみに「ヘッドホンバスブースト」では「低品質の音を強化した…」になっているが正しくは「低音を強化した…」となる。バスブーストで伝わっていると思うが。
そのためUSB接続のサラウンドヘッドホンを使っている場合、
Windows側の立体音響…オフ
サラウンドヘッドホン側の立体音響…オン
ゲーム側のサウンド設定…サラウンド
オーディオミックス…ヘッドホン（好み）
となります。
ステレオヘッドホンを使ってサラウンドにしたい場合、
Windows側の立体音響…オン（DTS Headphone:XやDolby Atmos for Headphonesなど）
サウンド設定…サラウンド
オーディオミックス…ヘッドホン（好み）
となります。
Q. ステレオヘッドホンのみ持っていて、仮想サラウンド化するソフトなしでサラウンドにして、ゲームを楽しむことはできますか？
A. はい。できます。
ここが分かりにくいところですが、ゲーム自体が3D Audio（バイノーラル録音など）で録音されていれば、ステレオヘッドホンのみでも仮想サラウンドでゲームを楽しむことが可能です。
この場合の設定は、
Windows側の立体音響方式…オフ
サウンド設定…ステレオ
3D Audio…オン（BF2042などのように、設定自体がなくステレオ出力だとゲーム側でサラウンドにミックスして『拡張されたステレオ出力』をする場合もある）
オーディオミックス…ヘッドホン（好み）
となります。
BF2042より
